上半期、中国の風力発電と太陽光発電量による発電量はともに2ケタ増を維持

上半期、中国の風力発電と太陽光発電量による発電量はともに2ケタ増を維持。

タグ:発電

発信時間:2020-08-03 16:41:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の国家エネルギー局はこのほど、2020年上半期の風力発電と太陽光発電の状況を発表した。発表によると、上半期、中国の風力発電による発電量は前年同期比10.9%増の2379億kwh、太陽光発電による発電量は同20%増の1278億kwhと、風力発電と太陽光発電による発電量はともに2ケタの伸びを維持した。また、風力発電の利用時間が多い地域は雲南省、四川省、広西省で、太陽光発電の利用時間が最も多いのは東北地区だった。


 「上半期、風力発電と太陽光発電の累積発電量が全発電量に占める割合は約11%で、前年同期比で1.5ポイント上昇し、グリーン電気エネルギーの代替効果は高まりつつある」と、全国新エネルギー利用・観測・警戒センターの責任者は述べた。同責任者によると、新エネルギー利用が全般的にレベルアップするなか、上半期の風力発電と太陽光発電の利用率はそれぞれ96.1%と97.9%に達し、前年同期比でそれぞれ0.8、0.3ポイント上昇した。


 全国新エネルギー利用・観測・警戒センターの報告書によると、操業・生産再開の推進に伴い、第2四半期の風力発電・太光発電ユニットの規模拡大が大幅に加速した。なかでも、風力発電ユニットは前年同期比12.3%増の428万kwに達し、伸び率は前四半期を61.2ポイント上回った。太陽光発電ユニットは同12.9%増の755万kwと、伸び率は前四半期を36.9ポイント上回った。同時に、風力発電と太陽光発電の産業構造の合理化も進んでいる。中東部と南部地区の風力発電ユニットの全国に占める割合は30.8%で、前年同期比1.7ポイント上昇した。全国における分散型太陽光発電ユニットの比率は31.1%で、同1.5ポイント上昇した。


 報告書の予測によると、第3四半期に風力発電ユニットの拡張は引き続き安定した伸びを維持する見通し。太陽光発電は需要の増加により、発電ユニット拡張の加速化は第3四半期により顕著になる。電力利用の面では、第3四半期に電力使用量全体の伸びが加速するため、グリーン電気エネルギーの利用率は一層上昇することが予想される。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月3日

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