新彊阿拉山口税関の職員である竇珊珊氏は「輸出列車の連帯運輸伝票の到着後、情報入力に以前はおよそ40分かかっていた。新システムであれば、伝票とシステムの情報が一致することを確認するだけでよく、20分で完了する」と述べた。情報がオンラインで取り扱われ、事務がペーパーレス化する。95306「デジタル税関」は年初、システム開発、総合調整・試験・試行、最適化・改善を終えた後、6月下旬に阿拉山口で手直しを受け、7月に全面的に使用開始された。
95306「デジタル税関」は従来の通関方法を変え、人の手による申請と紙の伝票をなくした。利用者は外出しなくても税関申告や鉄道方向変更などの手続きを終えられる。国際連帯運輸貨物の申告から通関までの時間が全面的に短縮され、税関の利便性と通関効率が大幅に上昇した。
阿拉山口税関から出境する中欧班列(国際定期貨物列車)の通関時間は現在5時間内に、入境する中欧班列の通関時間は18時間内に短縮されている。統計によると、95306「デジタル税関」システムがリリースされてから1カ月に渡り、「デジタル税関」システムにより手続きを行った出入境中欧班列は前年同期比170本増の496本にのぼっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月8日