北斗システムは、人類の平和と安全を進めるなかでますます重要な作用を発揮するはずだ。
北斗システムは中国の「一帯一路」構想に呼応し、異なる国家や産業の様々な需要にもとづき、オーダーメイドのサービスを提供することで「世界ブランド」となりつつある。
2013年にミャンマーが500台余りに上る北斗の高精度端末を使用し、北斗の高精度製品は初めて東南アジア国家で農業データの収集と土地の詳細管理に大規模応用された。
2015年には北斗システムの高精度レシーバーがクウェート国家銀行本部の高さ300mに達する超高層ビルの建設に応用され、施工時の垂直方向の測量誤差をmmレベルに抑えることに貢献した。これは、海外の高層建築測定に初めて応用された事例となる。
北斗は欧州にも「乗り入れ」ている。中欧班列には北斗端末を搭載したコンテナが積まれ、高精度測位機能が物流を一層円滑化し、既存の輸送方式の高度化とモデル転換を進めた。列車と貨物の運行軌跡をリアルタイムに記録することで精度10m以下の測位を行い、全ルート追跡を実現している。
また、インドネシア、マレーシア、タイは北斗システムを応用したスマートシティの建設を検討中だ。現在、北斗の基礎製品は120を超える国・地域に輸出され、ASEAN、南アジア、東欧、西アジア、アフリカなどで応用に成功した。
新時代に中国の輝く名刺として、北斗は重い使命に背かず、人類運命共同体の構築、人類・社会の発展に一層大きな貢献を果たすだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月8日