商務部の6日の発表によると、中国の上半期のサービス貿易額は前年同期比14.7%減の2兆2272億8000万元。うち輸出額は2.2%減の9127億9000万元、輸入額は21.7%減の1兆3144億9000万元。
サービス貿易の赤字が大幅に減少した。中国の上半期のサービス輸出額の下げ幅が安定に向かい、輸入額の下げ幅がやや拡大した。輸出額の下げ幅は輸入額を19.5ポイント下回り、サービス貿易の赤字を46.1%減(3440億1000万元減)の4017億1000万元に抑えた。
知識集約型サービス貿易の割合が上がった。中国の上半期の知識集約型サービス貿易額は9.2%増の9744億3000万元で、サービス貿易額に占める割合は9.6ポイント増の43.7%にのぼった。うち知識集約型サービス輸出額は9.7%増の5128億7000万元で、サービス輸出額全体に占める割合は6.1ポイント増の56.2%にのぼった。輸出の伸び率が高かったのは、知的財産権使用料(37.2%)、保険サービス(18.7%)、通信コンピュータ及び情報サービス(15.2%)。知識集約型サービス輸入額は8.6%増の4615億6000万元で、サービス輸入額全体に占める割合は9.8ポイント増の35.1%。
旅行サービス貿易額が大幅に減少した。旅行サービスを除く中国の上半期のサービス貿易額は2.1%増で、うち輸出額は3.7%増、輸入額は0.5%増。
新型コロナウイルスの感染は現在も世界中で広がっており、国際的な需要が大幅に減少している。中国のサービス貿易の発展は厳しい情勢を迎えている。商務部は下半期に改革を積極的に掘り下げ、特色サービス輸出基地を拡大し、サービス貿易の高品質発展を推進する。開放拡大を掘り下げる。イノベーションを加速し、サービス貿易の質向上と効果拡大を全力で実現する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月10日