ネットショップにアクセスすると、さまざまな間食が並べられている。味もさまざまで、見ているだけで食欲がわく。先ほど食品パートナーネットワーク業界研究センターが発表した分析によると、2013-19年の中国間食業界の年平均成長率は6.7%で、業界は6%以上の年平均成長率を維持するとみられる。今年の間食の売上は3兆元弱にのぼり、2025年には4兆元を上回る見通しだ。
複数の業界関係者は、間食の消費が旺盛で「引きこもり経済」の大きな特徴になっているが、その裏側には中国経済の旺盛な消費の活力があるとした。間食は消費の「新実需」になりつつある。これは特殊な時期のライフスタイルの変化によるものであり、消費アップグレードの長期的な傾向も秘めている。
間食業界にとって、新型コロナウイルスがもたらしたビジネスの変化は挑戦であり、チャンスでもある。例えば外出制限令により外出及び買い物に影響が出たが、一部の単身者(特に若い会社員)の場合、インスタント食品の方が作りやすく、飲食の需要を満たせるため、好評を博している。さらに今年に入り、消費者はかつてないほど強いシェアリングの意欲を示している。ライブコマースやSNSなどを通じ、ネットで人気の間食が多く誕生している。技術が消費を駆動するなか、企業はサービスモデルを絶えず最適化し、デジタル化建設を加速することで、新たな市場の需要に対応する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月9日