中国自動車工業協会の最新統計によると、今年7月、中国の自動車生産台数は前月比5.3%減の220万1000台、販売台数は同8.2%減の211万2000台だった。前年同期比はそれぞれ21.9%増と16.4%増だった。生産と販売の動向は全体的に安定しており、前年同月比で引き続き増加している。
1-7月期、自動車の生産台数は前年同期比11.8%減の1231万4000台、販売台数は同12.7%減の1236万5000台だった。減少幅は1-6月期と比べて、それぞれ5.0ポイントと4.2ポイント縮小した。
新エネ車を見ると、7月の生産と販売は前月比ではやや減少したが、前年同期比は減少に歯止めがかかり、増加へと転じた。7月、新エネ車の生産台数は10万台、販売台数は9万8000台だった。前月比は2.4%減と5.5%減で、前年同期比は15.6%増と19.3%増だった。うち、純電気自動車の増加ペースが際立っている。
1-7月期、新エネ車の生産台数は、前年同期比31.7%減の49万6000台、販売台数は同32.8%減の48万6000台だった。減少幅は1-6月期と比べてさらに縮小した。
主な外国ブランドの前月比を見ると、ドイツ系と日系の販売台数がやや減少、その他の外国ブランドは目に見えて減少した。前年同期比を見ると、フランス系の乗用車の販売台数が70%以上減で、韓国系がやや減少となった。その他の外国ブランドは異なる程度で増加し、日系ブランドの増加幅は約20%となった。
今年1-7月期、乗用車の生産台数は前年同期比17.8%減の948万3000台、販売台数は同18.4%減の953万3000台だった。
新エネ車市場は依然として回復基調にある。7月、新エネ車の生産台数は前年同期比15.6%増の10万台、販売台数は同19.3%増の9万8000台と、今年初めて増加に転じた。新エネ車の補助金支給政策が2年延長されたのを受け、同市場は第2四半期(4‐6月)以降、販売台数の減少幅が月を追うごとに縮小した。
新エネ車の種類を見ると、純電気自動車の販売台数が前年同期比24.2%増の7万8000台、プラグインハイブリッドカーの販売台数が前年同期比2.7%増の1万9000台だった。今年1-7月期、新エネ車の生産台数は前年同期比31.7%減の49万6000台、販売台数は同32.8%減の48万6000台だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年8月14日