中国人民銀行(中央銀行)が14日に発表した「2020年人民元国際化報告書」にある暫定的な統計によりますと、世界ではこれまでに70以上の中央銀行あるいは通貨当局が人民元を外貨準備高に組み入れたということです。
同報告書は、外貨準備高の通貨構成に関する国際通貨基金(IMF)の公式データを引用して、「2019年第4四半期末の世界の外貨準備高に占める人民元の割合は1.95%で、総額は2176億7000万ドルとなり、カナダドルの1.88%を上回って第5位となった。これは2016年にIMFがこのデータの報告を開始して以来の最高記録となった」とまとめています。
なお、全世界の外貨交易で人民元が占める現在の割合は4.3%で、2016年より0.3ポイント上昇しています。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月15日