【新華社海口8月15日】中国で省を跨ぐ団体旅行が再開されて半月、複数の旅行サイトのデータによると、海南省三亜市は旅行先都市の人気ランキングで首位をキープし、市内観光スポットの入場者数が7月単月で110万人に達した。リゾートやホテル、航空機などの検索が急増し、多くの高級ホテルが予約で埋まっており、団体旅行や個人旅行のリアルタイム検索件数が3倍に増加している。こうした数字が飛躍的に増えている背景には、観光業の本格的な回復がある。
三亜鳳凰国際空港は7月末、離着陸機数、旅客取扱人数、貨物・郵便物取扱量が2日連続で増え、1日当たりの離着陸機数が300機以上、旅客取扱人数が5万人以上となった。
海南省政府は3月から、新型コロナウイルス感染症が収まった後の観光業復興計画を打ち出しており、三亜市は市場の自信を高めるために、財政・税制・金融の支援を強化。財政出動による奨励・補助金、家賃減免、減税などで、観光関連企業の難関克服を後押ししている。
6月1日に発表された「海南自由貿易港建設総体計画」と離島免税ショッピング政策も三亜市の観光と消費に弾みを付けており、同省での免税ショッピングが現在、話題を集めている。サンプリング調査によると、三亜市で休暇を過ごす観光客の8割以上が、クーポン券を使って免税店で買い物をするという。
「新華網日本語版」2020年8月15日