従来型製造業に決別、中国家電メーカーのブランド価値は3.0時代へ

従来型製造業に決別、中国家電メーカーのブランド価値は3.0時代へ。近年、スマート化が進み、中国製造業のサプライチェーンや産業チェーンに質的な変化が生じいる…

タグ:中国家電

発信時間:2020-08-16 14:40:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界のブランドコンサルティングを手掛けるワールド・ブランド・ラボががこのほど発表した「中国で最も価値あるブランド500」に、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)や家電大手の海爾(ハイアール)、長虹などがランクインした。このうち、ハイアールのブランド価値は倍増し、長虹は1688億元と100億元以上増加した。

 

 昨年に比べ、家電や機械など製造業からのランクイン数が増えるとともに、企業のブランド価値の大幅な向上が見られた。AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせたAIoT(アイオット)や、次世代通信規格5G、クラウド・コンピューティングなどのニューウエーブが押し寄せる中、ブランド価値が再構築され、企業ブランド力が改めて真価を問われている。

 

 「証券日報」は、今回ランクインしたメーカーの大半に経営上の質的な変化が生じていると指摘。企業の自主開発力と高度な技術製品の占める割合が高まり、スマート製造業やサービス業、新エネルギー産業、エコ産業が中核産業になるなど、企業の事業構造が変化したことがうかがえるとしている。

 

 今日のハイアールや長虹はもはや従来型の家電メーカーではなくなった。そればかりか「中国で最も価値あるブランド500」に連続してランクインするまでになったが、その理由として、近年のビジネスモデルの転換や事業の拡大、スマート化の浸透と密接に関連していることが挙げられる。

 

 長虹の企画部部長で広報担当を務める饒彬彬氏は「今や中国メーカーのブランド価値は、従来のように単に製造力によってのみ決まるものではなくなり、総合的な能力によって決まるようになった。当社は今や世界最高の5G+8K工場を擁し、最も先進的な製造ラインと最も整ったサプライチェーンを持つようまでになった。さらにライブ配信による集客など、自社プラットフォームの構築によるブランドマーケティングの革新を模索し、家電の販路の改革を促進しているが、こうしたことは全て企業のブランド価値を目に見えない形で高めることにつながっている」と語った。


 近年、スマート化が進み、消費者側の変化が起きたことで、製造業のサプライチェーンや産業チェーンに質的な変化が生じた。人口ボーナスが徐々に失われていく中、浸透が進んだ市場は高度化市場に置き換わり、従来型の家電業界の限界がはっきりしてきた。一方、AIoTは新たな成長余地を広げた。新技術を生み出すモデルチェンジによる需要にしても、スマート化の進展がもたらすエコロジカルサービスの需要にしても、いずれも急激に増加したことで、家電メーカーはAIoTによる変革とモデル転換に直面し、ボトルネックを解消することでさらなる成長につなげている。

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