艾瑞諮詢(iResearch)の調査データによると、中国の昨年のフードデリバリー産業の規模は6536億元で、前年比39.3%増となった。2019年末現在、中国のネットユーザー9億人中のフードデリバリー利用者は約4億6000万人で、前年同期比12.7%増となった。受注量と取引額も高成長を維持した。
今年の感染症の衝撃を受け、外食業界におけるフードデリバリーの重要性が増している。今回の感染症は波及範囲が広く、持続時間が長く、厳しい感染対策が講じられている。消費者の巣ごもりにより、外食業界の店内飲食業務が大きな衝撃を受けた。これを背景とし、多くのユーザーのフードデリバリーを利用する習慣が養われ、強化された。フードデリバリーは多くの店にとって最も重要な収入源になっている。
中国国際貿易促進委員会研究院国際貿易研究部の趙萍主任は「フードデリバリーの売上全体への寄与度が年を追うごとに上がっており、外食企業の利益構造に変化を及ぼしている。外食企業は店内飲食の他に新たな利益成長源を作った」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月19日