感染症の予防・抑制と経済・社会発展の取り組みが大きな成果を上げる中、中国経済は着実に回復している。米国の国際問題専門家で『エグゼクティブ・インテリジェンス・レビュー』ワシントン支局長のウィリアム・ジョーンズ氏は先ごろ、『新華社』記者の独占取材に対し、中国経済が上向くことが他国の経済立て直しを後押しし、世界経済の回復に寄与するとの見解を示した。
統計によると、今年7月の中国の鉱工業生産は前年同期比4.8%増で、伸び率は6月から横ばいとなった。サービス業生産指数は3.5%増と、伸び率は6月に比べ1.2ポイント上昇した。
同氏は記者に対し、中国経済が独特の強みとして、熟練した労働力と発達した交通インフラを有すると指摘。発展のプロセスで中国は強みのある分野を強化しており、世界の競争が激しさを増す中で強大な発展のトレンドと靭性を保ち、外資企業に対する魅力も兼ね備えていると話した。
また、中国がすでに低賃金製造業を中心とする経済国ではなく、その強大な生産力で自国に加え世界にも貢献していると評価。感染症の流行中、中国に生産ラインを持つ外国企業が中国経済の発展から恩恵を受けるとの見方を示した。