2020年中国国際サービス貿易交易会が北京で開幕した。6回に渡り開催されたサービス貿易交易会は、世界への奉仕、互恵・共有の重要な場になっている。世界のサービス貿易の発展を推進し、貿易・投資の自由化及び円滑化を促進するため積極的な力を発揮している。データによると、サービス貿易交易会はこれまで184カ国・地域、約300の国際機関及び域外商業協会、約1万200社(延べ)の企業を集めており、成約意向額は5293億3000万元。
感染症の蔓延が続き、世界の経済・貿易情勢が極めて深刻かつ複雑な状況下、サービス貿易交易会の開催には重大な意義がある。中国はサービス貿易の対外開放の拡大を続け、サービス貿易の安定的な発展を推進し、構造改善を続けている。これは中国経済及び世界経済の発展再開に向け重要な支えを提供し、また確固不動の姿勢で開放を拡大する中国の自信と決意をさらに示した。今回の大会は市場の自信と市場の期待感を強め、サービスの供給と需要の効果的なマッチングを促進する。オンライン・オフライン融合の開催形式により影響範囲がさらに拡大し、世界経済の減速を抑え回復を実現するため貴重なチャンスをもたらす。
サービス貿易は現在、世界経済成長の新たなエンジンになっている。世界経済のサービス化はすでに大勢の赴くところになっている。中国はサービス貿易の発展を非常に重視しており、積極的かつ自発的にサービス業の市場開放を拡大し、サービス貿易の革新的発展の試行などを展開している。サービス貿易の規模拡大、競争力の向上を絶えず促進している。
サービス分野は現在、中国の新たな開放の重点になっている。中国国務院は2016年に、上海市や海南省などの15地域における、サービス貿易の革新的発展の試行を承認した。国務院は2018年に試行を掘り下げ、範囲を北京市や雄安新区などの17地域に拡大することを承認した。国務院は今年8月にサービス貿易の革新的発展の試行を全面的に掘り下げ、新たな試行地域を28地域に拡大することを承認した。また試行地域の体制・メカニズム、発展モデル、促進政策などの模索・試験、サービス貿易の高品質発展の推進の加速を奨励した。