北京モーターショー、開催延期もかつての盛況を取り戻す

北京モーターショー、開催延期もかつての盛況を取り戻す。

タグ:北京モーターショー

発信時間:2020-09-27 14:32:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第16回北京国際モーターショー(以下「北京モーターショー」)が26日、正式に開幕した。この感染症により半年近く延期された世界Aクラスのモーターショーは、最終的に「金の9月、銀の10月」に開催される運びとなった。これまでデトロイト、ジュネーブ、パリなどの世界のモーターショーが次々とキャンセルされた。そのため北京モーターショーは今年、世界で唯一のAクラス国際モーターショーとなった。同時に各大手自動車メーカーが年末の販売のラストスパートに取り組むなか、今回の北京モーターショーは今年の最も見所満載の自動車の祭典になった。


 今年は展示可能な場が非常に限られていることから、国内外のほぼすべての有名自動車ブランドが今回のモーターショーを重視し、最新の製品を展示する。VW、トヨタ、ホンダ、日産、フォード、GMなどの30以上の世界主流自動車ブランド、国内の一汽、東風、上汽、広汽、吉利、長城などの民族ブランドの自動車メーカーも、グループ内のすべてのブランドと全シリーズの製品を大々的に展示する。


 今回の北京モーターショーは「知恵で未来をけん引」をテーマとし、世界の自動車業界の最先端技術及び製品を集中的に展示する。インテリジェント・コネクテッドや軽量化などの新技術と伝統的な自動車産業の結合による革新的な展示品に焦点を絞る。世界の自動車産業の製品アップグレード、ブランドアップグレード、産業アップグレード、移動モデルなどの各方面の革新的な理念と成果を多角的に展示する。未来の自動車生活への美しいあこがれと追求をけん引する。主催者側の発表によると、今回の北京モーターショーの展示面積は20万平方メートルで、785台が展示される。世界初公開は82台で、うちグローバル企業は14台。コンセプトモデルは36台。新エネ車は160台で、うち中国自動車メーカーは147台。


 陣営別に見ると、自主ブランドは外資ブランドよりも丁寧にニッチ市場の掘り起こしに取り組んでいる。哈弗大狗、新宝駿RC-5W、領克06、広汽伝祺M8などの製品は、各主要ニッチ市場に分布しているが、これまでは注目度の低い製品のタイプだった。競争が日増しに激化する市場環境において、自主ブランドは細分化に細分化を重ね、存在の可能性がある市場の「ブルーオーシャン」を掘り起こそうとしている。


 外資ブランドは新エネ化の非常に顕著な流れを示している。これはジープ・ラングラーの「電気化」からうかがい知ることができる。ボルボXC40の新エネ版の登場、トヨタの展示ブースでお披露目された水素燃料電池車などは、外資ブランドが中国における長年の市場観察・判断を経て、自社の発展方針をほぼ確定し、この分野に取り組み始めたことを示している。各社は中国人消費者により豊富な製品を提供すると同時に、新エネ車事業に長年取り組んできた自主ブランドに一定の圧力をもたらした。


 ハイエンドブランドが今回の北京モーターショーで展示する新製品は、スポーティーで個性的というより顕著なトレンドを示す。例えばBMWは自社のモータースポーツのノウハウを活かしたMシリーズを発表し、アウディはやや変わったQ5スポーツバックを発表し、若々しく個性的な製品の特徴を強調しようとしている。ランボルギーニが発表した限定版のURUSの販売台数は、中国市場で年を追うごとに増加している。これは中国人消費者の高級ブランドのスポーティーで個性的な製品への需要が拡大中であることを反映した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月27日

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