長江デルタ先進計算連盟の設立がこのほど、合肥市で発表された。上海スパコンセンター、合肥先進計算センター、蘇州スパコンセンター、昆山スパコンセンターは有力資源を集め、地域協力新メカニズムによる科学技術革新への貢献を模索し、長江デルタのデジタル経済一体化発展の推進を加速する。
合肥市データ資源局の陳睿局長は「先進計算は計算、メモリー、ネットワークなどの技術を融合した、より効率的にヒト・マシン・モノの相互接続とスマート応用を実現する次世代情報インフラだ。先進計算は近年、ビッグデータ、IoT、AIなどの技術と融合し、経済建設、社会発展、科学進歩を促進する重要な推進力になっている」と説明した。
上海スパコンセンターの責任者である魏玉琪氏は、「長江デルタ先進計算連盟の設立は、3省・1市の有力資源の集中を促し、先進計算の地域協力の新しいメカニズムを模索し、連動効果を発揮する。将来的に連盟は長江デルタの産業のデジタル化、ネットワーク化、スマート化のモデル転換・高度化を積極的に支え、デジタル経済一体化発展の推進を加速する」と述べた。
情報によると、長江デルタでは近年、蘇州、昆山、合肥などで多くの先進計算サービスプラットフォームが新設されている。うち投資総額4億3000万元の合肥先進計算センターの建設が今年3月、合肥市ハイテク区で始まった。先進計算学際的研究・公共サービスプラットフォームを構築し、科学研究者に大規模並行計算シミュレーション、大量データスマート処理・分析などのサービスを提供する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月3日