今年の国慶節連休中、北京市で勤務する高雷さんは実家に帰省した際に、多くの変化に気づいた。彼の故郷は河北省保定市高陽県で、「煤改気」(石炭から天然ガスへの転換)改造が行われている。高さんは、実家で冬の暖房に使われていた石炭燃焼ボイラーが姿を消し、台所にガスパイプが通り、壁掛けストーブが設置されているのを目にした。実家は以前よりも清潔になり、広々とし明るくなったように見えた。
石炭から天然ガスや電力などへの転換は、中国北方地区の大気汚染ガバナンスの重要な措置の一つだ。
第13次五カ年計画(2016−20年)以降、中国の大気汚染ガバナンスには顕著な成果・効果があった。生態環境部のデータによると、2015年と比べると2019年のPM2.5(微小粒子状物質)目標未達地級以上都市の年平均濃度は23.1%低下し、全国の337の地級以上都市の年平均優良日数は82%に達した。
締めくくりとなる今年、青空防衛戦はより優れた成績を収めている。今年1−8月の337の地級以上都市の平均優良日数は86.7%で、前年同期を5ポイント上回った。PM2.5の濃度は31µg/m3で、前年同期より11.4%低下した。青い空、白い雲の好天が常態化しつつある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月9日