「経済参考報」の一部の統計によると、広東省、成都市、珠海ハイテク区などが最近、資金支援計画を相次いで発表している。1000万元から数億元の「現金」により、集積回路メーカーの中核技術の研究開発や人材導入などを支援する。
中国の集積回路産業は現在、勢いよく発展している。今年1−6月の売上は前年同期比16.1%増の3539億元にのぼった。ところが技術革新の取り組み、企業の研究開発資金の不足は、依然として産業発展を制約する主なボトルネックだ。
「現金」は、集積回路産業の発展をさらに支援する。9月25日に発表された「広東省の『半導体・集積回路戦略的新興産業クラスタ』育成行動計画」は、省科学技術革新戦略特別資金から毎年、集積回路分野の技術革新を支援するため10億元以上の資金を拠出するとした。
成都市は先ほど、集積回路産業の高品質発展を支援する10件の措置を打ち出した。その中で、実際の投資額が5億元以上のプロジェクトに最高で2000万元の助成を行う。企業の年間売上が初めて1億元を突破した場合、中核チームに200万元の奨励金を出す。
珠海ハイテク区も、地場リーディングカンパニーの人材募集、資金調達、研究開発補助などを優先的に考慮し、重点的に支援するとした。
先ほど発表された上海臨港新片区建設3カ年行動プランは、条件に合致する集積回路及び人工知能(AI)などの重要分野について、設立から5年内の企業所得税率を15%に設定することを明らかにした。