「中国次世代人工知能発展報告書2020」が22日、上海市で開催されている2020浦江革新フォーラムの成果発表会で発表されました。それによりますと、2019年の中国の人工知能(AI)関連論文の発表数は2万8700本で、前年比12.4%のプラスとなりました。AI分野におけるハイレベルの国際会議での活躍度と影響力も上昇しています。2019年の中国のAI関連特許出願件数は3万件を超え、前年比52.4%増加したとのことです。
報告書によりますと、直近5年間の被引用回数が世界トップ100の論文のうち、中国の論文は21本で、世界2位となっています。
京津冀(北京・天津・河北)、長江デルタ、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)は、中国のAI発展における三大地域エンジンとなり、AI関連企業の総数は全国の83%を占めています。成都市と重慶市からなる成渝都市群や長江中流都市群も、AI発展の活力を見せています。
また、AI関連学科・専攻の建設は2019年も持続的に推進され、180の大学でAI関連の本科が新設され、北京大学など11校ではAI関連の学院または研究院が設立されています。
浦江革新フォーラムは、科学技術部と上海市人民政府が共催するもので、2008年に創設されました。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月24日