5G商用化から1年 様子見を続ける消費者

5G商用化から1年 様子見を続ける消費者。

タグ: 5G商用化

発信時間:2020-10-31 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

専門家「ミドル・ローエンドスマホの開発に注力を」


 最新データによると、1~8月に広東省で61625カ所の5G基地が新設された。同省での5Gプラン加入者は2074万件に達し、5G基地は累計で98613カ所となった。広州の5G産業パークは広東省で最初の5G産業パークの1つである。


 業界の専門家は、5Gネットワークの重要な価値は様々な業種で応用できることだと指摘する。そこで難しいことは、これを業界のニューズといかに結合するかである。イノベーティブなシナリオのアプリと運営モデルを通じ、業界のデジタル化を促進させる必要がある。


 中国工程院の鄔賀銓研究員は先ごろ、IMT-2020(5G)大会のフォーラムの講演において、「5G商用化1周年となり、その成果が見えてきた。同時に、技術の未成熟とキャリアの高いコスト、コスト償却不足などの問題を正視する必要がある。5Gの発展はイノベーションを抜きに語れない。また産業チェーンの幅広い提携も必要だ」と述べた。同氏は、現在のスマホは選択できる商品が少なく、千元以下のものも少ない。今後のミドル・ローエンドスマホのニーズはより大きくなり、開発力を高めなければならないと指摘する。


 発売から1年を経て、5Gの認知度も上がってきた。しかし大部分の人々は5Gに乗り換える意欲に欠ける。現在の5Gスマホ、5Gプランは値段が高いこともあり、様子見をしている状況だ。キャリアやスマホメーカーは、より多くの格安5Gプランやコスパの良い5Gスマホを出していく必要がある。加えて、アプリの開発も進めなければならない。それで初めて、消費者は5Gに金を払う気になるだろう。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月31日


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