中国商務部が5日発表したデータによると、中国の外資導入額が世界の海外直接投資(FDI)に占める割合が、2015年の6.6%から2019年の9.2%に上昇し、今年も引き続き安定上昇する見通しだ。
公式データによると、中国の2016−19年の外資導入額は5496億ドルで、年平均成長率は1%だった。2017−19年には3年連続で世界2位の外資導入国になった。商務部は、第13次五カ年計画期間(2016−20年)の中国の外資導入額は6900億ドルにのぼり、前5カ年計画期間(2011−15年)を100億ドル超上回ると予想した。
外資導入構造も改善されている。2019年にはサービス業が外資導入に占める割合が73.1%にのぼり、2015年より3.3ポイント増となった。同年のハイテク産業が外資導入に占める割合は27.7%で、2015年の2倍以上となった。
商務部外資司の宗長青司長は同日の記者会見で、「外資系企業数は中国各種企業全体の3%に満たないが、中国の対外貿易の5分の2、税収の6分の1、都市部雇用の10分の1弱を創出した。中国の開放型経済発展と小康社会の全面的な建設に向け重要かつ不可欠な力を発揮している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年11月6日