中国税関総署が7日に発表した1−11月の輸出入データは、アジア太平洋の各国から強く注目された。各国の政治・ビジネス界の関係者は、感染症抑制後に中国の貿易が回復を続けており、また中国の経済回復実現が世界経済の自信を強めたと表明した。
ロシアのアジア工業経営者連盟の副主席は「データは中国経済が依然として世界経済の旗艦であることを証明した。中国は現在数少ない、さらには唯一とも言える経済プラス成長を維持している国だ。中国は貿易でも、世界の主要経済体のうち今年唯一プラス成長できる国だ。貿易の成果は来年の中国経済の好発進を促した。世界経済は、中国経済のけん引による早期回復に期待している」と述べた。
ミャンマー最大の商業組織、ミャンマー商工会議所連合会の副会長は「中国経済のスムーズな回復は、感染症に対する効果的な抑制によるものだ。優れたデータもまた、中国の貿易安定の各種措置が奏功したことを証明した」と述べた。
フィリピン商工業総会の終身名誉会長の蔡聡妙氏は「我々(フィリピン)の今年の対中輸出が昨年よりも好調だったことに驚いている。コロナ禍であっても、対中輸出は飛躍的な成長を実現した」と述べた。
タイ・チュラロンコン大学ASEAN研究センターの学術主任は「中国はタイを含むASEAN諸国と貿易成長を実現したが、これは感染症の影響から脱する最良の手段であり、世界経済の好転と繁栄を促すエンジンだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月9日