「中国のハワイ」に国内観光客が殺到

「中国のハワイ」に国内観光客が殺到。

タグ:中国のハワイ 海南省

発信時間:2020-12-13 09:50:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ロイター通信は7日、「新型コロナの襲撃を免れた『中国のハワイ』、国内観光客の消費を集める」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。


 数百万人の観光客が中国最南端の島、海南省に殺到している。これはウイルスが猛威を振るう世界各地と非現実的な対比をなしている。「中国のハワイ」と呼ばれる海南では半年弱に渡り新規感染者が出ていない。ここは多くの免税店利用者、亜熱帯の風情あふれる結婚写真を撮影するカップル、純粋に「自由に」呼吸したいサーファーを集めた。


 公式データによると、10月に外国人観光客が87%減少したが、海南を訪れた観光客数は前年同月比3.1%増の延べ960万人となった。これは観光客が9割弱も激減した2月とは非常に対照的だ。


 観光業の急成長は、中国の消費業界が感染症による停滞状態を脱しつつある可能性を示している。海南離島観光客免税ショッピングの新たな上限(1人あたり毎年3万元から10万元に引き上げ)が設定され、現地の観光消費をけん引した。その後4カ月の海南離島免税売上は前年同期比214.1%増の120億元にのぼった。


 三亜市のある免税ショッピングセンターで、観光客はシャネルやグッチなどの高級品店の外の長蛇の列に驚かされた。通常ならば毎年この時期にタイやマレーシアを訪れる重慶市の観光客の劉さん(女性)は、三亜は理想的な代替目的地と話す。「私たちはもう海口(の免税店)で化粧品を購入したが、ここにはバッグを購入しに来た」モルガン・スタンレーは、今年の中国の域外から国内に回帰する消費額が1650億ドルにのぼると見積もっている。


 海南はさらに極めて魅力的な「(コロナ禍の)正常感」を提供した。三亜のサーファー向けホテルのマネージャーは、「感染症により外出を控えていた多くの若者がサーフィンのため海南を訪れている。多くのミュージシャンと画家がここでインスピレーションを求めている。利用客が昨年の3倍に増えた。観光業の再開以降、毎日が最盛期になっている」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月13日

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