逆風のなか前進、中国経済が節目となる新たな飛躍を迎える

逆風のなか前進、中国経済が節目となる新たな飛躍を迎える。

タグ:経済規模 100兆元

発信時間:2020-12-14 14:13:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 間もなく終わりを迎える2020年、中国は世界で唯一プラス成長を実現する主要経済体になり、経済規模が100兆元の新たな段階に進む。中国経済は厳しい試練を乗り越え、高い強靭性と大きな潜在力を示した。


 国家統計局の劉愛華報道官は「中国は感染対策と経済回復で世界の先頭に立ち、中国経済の高い強靭性と旺盛な活力を示した」と指摘した。アジア開発銀行は「アジア経済見通し2020年版」の内容を補足する報告書を発表し、現在の中国経済の回復ペースは予想を上回っているとして、中国の今年の経済成長率の予想値をこれまでの1.8%から2.1%に引き上げた。


 専門家は来年を展望し、「マクロ政策は国内大循環を主体とし、国内・国際のダブル循環で相互促進する新たな発展構造の構築の要求をめぐり供給側構造改革の推進を掘り下げ、内需の潜在力を持続的に引き出し高めていき、第14次五カ年計画の初年度に向け良好な基礎を固める」と述べた。


 中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長は『経済参考報』に、「第14次五カ年計画期間中(2021−25年)、中国は新たな発展段階を迎える。新たな発展構造の構築を急ぐなか、周期的・構造的要素、世界の感染抑制の不確実性などの影響を総合的に考慮すると、来年の中国経済は今年下半期の回復の勢いを維持する。今年の数値が低かったことと、刺激策の奏功の影響を受け、通年の経済成長率は7.0%以上を期待できる」と述べた。


 光大証券代表取締役社長、チーフマクロ経済学者の高瑞東氏は記者に、次のように述べた。


 来年は第14次五カ年計画の初年度だ。日増しに厳しくなる外部情勢を見据え、RCEPなど一連の自由貿易計画を通じ、中国経済の強靭性とリスク対応能力を効果的に高める。中国とASEAN及び地域パートナーの一体化水準を高め、中国の新たな発展構造の構築をサポートする。


 また国内では現在も効果的な需要が不足し、製造業の投資及び住民の消費の回復の原動力が相対的に不足しており、経済の持続的な好転の基礎をさらに固める必要がある。中国が新たな発展構造の構築を急ぐなか、国内の供給及び需要が経済循環に対して主な支援力を発揮する。来年は内需拡大を戦略の基礎とし、需要側改革を重視し、需要が供給をけん引し、供給が需要を生み出す高水準の動的なバランスを形成する。


  「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月14日

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