11月に多くの先行指標が高成長 中国経済の活力を裏付ける

11月に多くの先行指標が高成長 中国経済の活力を裏付ける。電力消費量は常に経済運行の「風見鶏」だ。1−11月の全社会電力消費量は前年同期比2.5%増の6兆6772億kWhで、伸び率が1−10月より0.7ポイント上昇した…

タグ:電力 経済 指標 消費量 エネルギー

発信時間:2020-12-15 15:10:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 11月の全社会電力消費量は前年同月比9.4%増で、伸び率が10月より2.8ポイントも上昇した。貨物輸送指数は年内の高成長を維持し、7カ月連続でプラス成長を実現した――今年に入り多くの先行指標が全体的に上向きの曲線を示し、中国経済の強靭性と活力を裏付けた。


 国家能源(エネルギー)局が14日に発表したデータによると、11月の全社会電力消費量は前年同月比9.4%増の6467億kWhにのぼった。産業別に見ると、第一次産業は12.9%増の68億kWh、第二次産業は9.9%増の4679億kWh、第三次産業は8.1%増の974億kWh。都市部・農村部住民生活電力消費量は7.3%増の746億kWh。


 電力消費量は常に経済運行の「風見鶏」だ。1−11月の全社会電力消費量は前年同期比2.5%増の6兆6772億kWhで、伸び率が1−10月より0.7ポイント上昇した。


 中国電力企業連合会の関連責任者は「電力消費量の安定増は、市場の活力の拡大及び経済回復の良好な流れを示した。経済・社会の発展の電力消費の需要が徐々に常態に戻っている」と述べた。


 国網能源研究院は、経済運行の持続的な好転などを総合的に考慮し、第4四半期の全国の全社会電力消費量は前年同期比で約8%増加し、通年では前年比で約3%増加すると予想した。


 もう一つの大きな先行指標である貨物輸送指数も力強く伸びている。交通運輸部科学研究院が14日に発表したデータによると、11月の中国運輸生産指数(CTSI)は前年同月比2.9%減の173.6ポイントで、下げ幅は10月よりほぼ横ばいとなった。構造別に見ると、CTSI貨物輸送指数は7.4%増の198.4ポイントで、伸び率は10月より横ばいとなった。CTSI客運指数は24.5%減の126.9ポイントで、下げ幅が10月より0.9ポイント拡大した。


 交通運輸部科学研究院情報センター研究諮訊室副主任兼実験室主任の周健氏は、次のように分析した。CTSI貨物輸送指数が比較的強い成長の流れを保ち、年内の高い成長率を維持し、7カ月連続でプラス成長を実現した。CTSI客運指数(営業目的の客運を反映)は引き続き回復し、回復の程度は10月の76.4%と比べるとやや下がったが、これには主に2つの原因がある。まず、中秋節の時期がずれた要素がある。この要素を除いた場合、11月の回復の程度は9−10月より横ばいとなる(いずれも75.5%)。次に、感染症のぶり返しの要素だ。中国での感染状況は現在、少数の散発的な状態で、市民の外出に一定の影響が生じている。


 11月の工業付加価値、固定資産投資、社会消費財小売総額などのマクロデータが今月15日に発表される。多くの機関は、11月のさまざまな動きを見ると、経済回復の流れが続くと予想した。マクロ政策のよりスムーズな実施と奏功に伴い、第4四半期のGDP成長率は5.5%以上に達する見通しだ。通年の経済プラス成長の実現がほぼ確実になっている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月15日

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