北京で16日から18日にかけて中央経済活動会議が開かれ、中国が引き続き積極的な財政政策や穏健な貨幣政策を実施していくことが提案されました。これについてアジアインフラ投資銀行(AIIB)のチーフエコノミストであるエリック・ボグロフ氏がCGTNのインタビューに答え、「中国は国内経済を発展させる上で十分な物的資源、人的資源、財力を持っており、国内市場の大きさという強みを持っている。そのため、引き続き市場を開放させていくべきだ」と指摘しました。また、「中国は国内市場に依存することもできるが、各国と緊密な関係を維持し協力していくべきだ。現在、世界のバリューチェーンの大部分が中国にあり、過去10〜15年の間にその地位はますます重要なものになった。特に中間製品の分野において。このプロセスは今後も続くだろう」と述べました。
ボグロフ氏はさらに、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)がこのほど正式に締結されたことにも言及し「多国間主義こそ、将来の発展の方向性である」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年12月20日