「十三五」期炭素排出強度低下目標が前倒しで達成 「新時代の中国エネルギー発展」白書

「十三五」期炭素排出強度低下目標が前倒しで達成 「新時代の中国エネルギー発展」白書。

タグ:炭素排出強度

発信時間:2020-12-22 11:27:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国務院新聞弁公室は21日に記者会見を開き、「新時代の中国エネルギー発展」白書を発表した。中国国家能源局の章建華局長が会見に出席し、中国のエネルギー発展の進捗と白書の内容を紹介した。


 章氏は「中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、中国のエネルギー生産及び利用方法に重大な変革が生じ、マルチホイール駆動のエネルギー安定供給体制をほぼ形成した。中国のクリーンエネルギーがエネルギー消費全体に占める割合は23.4%で、2012年より8.9ポイント上昇した。水力発電、風力発電、太陽光発電の累計設備容量がいずれも世界一となっている」と指摘した。


 章氏は「中国のエネルギーのグリーンな発展は、炭素排出強度の低下に対して重要な力を発揮した。中国の昨年の炭素排出強度は2005年より48.1%低下し、2015年に掲げた「十三五(第13次五カ年計画、2016-2020年)」期40−45%低下という目標を前倒しで達成した」と述べた。


 白書は、中国民生エネルギー使用が効果的に保障・改善されたと指摘した。章氏は「農村貧困地区のエネルギー建設への支援を拡大し、農村電力網改築・高度化を持続的に推進することで、中国は貧困村全体の動力電力の普及を実現した。電力が普及していない人々の電力使用問題に焦点を絞り、中国は3カ年行動計画を実施した。2015年末には全人口の電力使用という歴史的な任務を完了した」と述べた。


 中国の国際エネルギー協力分野も開放拡大を続けている。例えば中国は昨年、外資による石油・天然ガス調査及び開発の規制を解除した。白書は、中国のエネルギー分野の外商投資参入規制の減少が続いていると指摘した。エクソンモービル、ゼネラルエレクトリック、シーメンスなどの国際エネルギー企業の対中投資規模が安定的に増加している。


 中国政府は今年9月、2030年までに中国のCO2排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目指すと宣言した。章氏は「これは中国のエネルギー発展に新たな航路標識を設置した。中国はより大きな決意・力・措置によりエネルギー革命を推進し、クリーンで低炭素な、安全で効率的なエネルギーシステムの構築ペースを上げる」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月22日





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