独バイエル社と中国薬明生物は21日、買収をめぐり合意に至ったと発表した。合意内容によると、薬明生物は1億5000万ユーロでバイエルの独ヴッパータールに位置するバイオ医薬品用の原薬工場を買収する。新型コロナウイルスワクチン及びその他のバイオ医薬品の活性成分を生産する。
独レバークーゼンに本部を置くバイエルは、世界最大の医薬品・ヘルスケア及び農業関連企業の一つで、中国の上海、無錫、蘇州に3つの営業拠点を持つ。香港上場企業の薬明生物は開放型バイオ製薬技術プラットフォームで、世界のバイオ製薬メーカーとバイオ技術企業にエンドツーエンドの研究開発サービスを提供する。
バイエルと薬明生物の発表によると、今回の取引は監督管理部門の承認を待つ必要があり、来年上半期の完了を見込んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月24日