平凡でなかった2020年、文化・観光産業は新型コロナ流行のダメージを受けたが、防疫が常態化してから、業界は営業再開を推進し、困難と試練の中からチャンスを見出し、経済・社会の発展支援の中で好成績を収めた。今年の文化・観光産業の発展を振り返ると、以下のキーワードが記憶に残っている。
観光が予約制に
2020年、観光業界の最大の変化は観光の予約制の普及である。「予約なしで観光できない」は観光スポット経営の基本要求になり、観光客も新しい習慣に慣れていった。
デジタル文化産業が逆境の中で成長
新型コロナ流行の影響を受け、中国の文化消費に新たな特徴が現れた。たとえば、多くの公演、展覧、展示会などの文化製品と資源が「クラウド化」し、消費者は時間と空間の制限を受けず、いつでもどこでも文化を楽しめるようになった。これも中国のデジタル文化産業が急速に発展したおかげである。
貧困脱却と収入増加を支援
6月、文化・観光部、商務部、国務院貧困者支援弁公室の支援のもと、大手ECサイトは「無形文化遺産ショッピング祭」を共催し、無形文化遺産関連の企業と無形文化遺産貧困者支援就職スタジオがサイトで販売活動を展開し、製品の販売ルートを開拓し、指先の技術が指先の経済へと変化した。
「コンパクトで優れたもの」がチャンスを迎える
家族旅行やカスタマイズ観光などの範囲が小さく、ハイエンドのツアーが人気を集めた。携程旅行のデータによると、国慶節連休に家族旅行を申し込んだ旅行者は前年同期の2倍になった。ツアーは3-5人で、家族が中心である。カスタマイズ観光は観光者のニーズに合わせてプランを作成し、国内のツアー旅行が回復して以降、カスタマイズ観光は市場のダークホースになった。
文化観光が夜経済を後押し
2020年、各地の夜は賑やかになり、文化観光融合プロジェクト製品が夜に注目され、夜経済を後押しし、人々の生活を充実化させた。
風景がクラウド化
今年末、一気に大ブレイクした丁真さんと彼の故郷は、インターネット・マーケティングの無限の可能性を感じさせた。今年11月に開催された国務院常務会議で採択された「インターネット+観光」発展支援措置は、観光スポットのオンライン・マーケティングへの尽力を奨励し、スマート観光スポットの建設を後押しした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年1月1日