中国資本市場のIPO活発化 2021年の融資額は直近10年の最高更新か

中国資本市場のIPO活発化 2021年の融資額は直近10年の最高更新か。

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発信時間:2021-01-06 15:59:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 プライスウォーターハウスクーパース(PWC)が1月4日に発表した2020年IPO市場に関するデータによると、2020年にA株市場に合計395銘柄の新株が上場し、融資総額は4719億元となった。IPO件数と融資額は前年同期比でそれぞれ97%と86%増加した。


 「新型コロナウィルス感染症の流行は世界経済に影响を与えたが、中国国内経済の急速かつ安定的な回復と登録制改革の段階的な成功により、A株市場の株式上場活動は影响を受けるどころか、活発化した」と、PWC中国市場主管共同パートナーの梁偉堅氏は述べた。


 登録制の実施はA株市場のIPOを加速させ、登録制によるIPO件数はすでに審査制を上回っている。2020年の科創板IPO件数は145件、創業板IPO件数は107件で、いずれも上海株式市場メインボードの89件を上回った。


 「2021年には、A株市場IPOによる融資額は直近10年間の最高を更新するだろう。A株市場の多層的資本市場でIPOを果たす企業数は430-490社に達し、融資規模は4500-4800億元になる」と梁氏は判断する。


 その背景には、「ダブル循環」の新構図の構築や「十四五計画(第14次五カ年計画、2021-2025年」計画期に中国が新たな発展段階に入ったという戦略的チャンスがある。梁氏は、国政府の関連政策は資本市場発展の追い風となり、A株市場のIPOは引き続き良好な発展の勢いを維持するとの見解を示した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月6日

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