商務部などの12部門は先ほど、大口消費及び重点消費の刺激、農村部の消費の潜在力の放出に関する若干の措置を印刷・配布した。自動車購入制限都市の購入制限措置の最適化、ナンバープレートの供給拡大を奨励するとした。また農村市場の消費を促進するため、新たに自動車農村進出及び買い替えキャンペーンを展開し、条件を備える地域の農村部住民の重量3.5トン以下のトラック、排気量1.6リッター以上の乗用車の購入、住民の「国Ⅲ」排出基準以下の自動車の新車への買い替えへの補助金支給などを奨励するとした。
中国汽車工業協会が統計を取った重点企業旬報の状況に基づき予測すると、昨年12月の中国自動車業界販売台数は前年同月比5.4%増の280万2000台にのぼったと見られる。昨年通年では前年比1.9%減の2527万2000台の見通し。
中国の自動車産業は昨年、新型コロナウイルスの重大な影響を受けた。国内で感染拡大が効果的に抑制された後、中国の自動車産業は国内外のサプライチェーンの断裂及び部品不足の困難を乗り越え、スムーズに生産再開した。国の一連の政策支援を受け、自動車の生産と販売が好調で、9カ月連続でプラス成長を実現した。月間生産台数が過去最大を記録した。
特に新エネ車は、補助金支給が終了に向かう不利な要因を受けながらも、昨年2月以降は月を追うごとに販売台数を伸ばしていった。昨年1−11月の新エネ車販売台数は前年同期比3.9%増の110万9000台で、中国自動車市場で初めてプラス成長を実現したニッチ分野になった。昨年通年の新エネ車販売台数は130万台にのぼる見通し。
中国汽車工業協会の葉盛基副秘書長は、今年の中国の新エネ車販売台数の伸び率は30%を上回り、180万台に達すると予想した。同協会は、今年の中国自動車市場は緩慢な成長を実現し、自動車販売台数が前年比で約4%増の2630万台にのぼると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月12日