武漢メディアによると、武漢市内の100店舗のケンタッキー・フライド・チキンは1月18日に熱干面の朝食販売を開始する。同店初の麺メニューで、箸を提供するのも初となる。
記事によると、ケンタッキー・フライド・チキンの熱干面は武漢の「大漢口」熱干面と提携して販売する。2020年11月、湖北省人民政府とケンタッキー・フライド・チキン傘下の百勝中国控股有限公司は戦略協力協定を締結。
協定によると、百勝中国は条件を満たす湖北産原料の仕入れを強化し、「湖北製造」商品をサプライチェーン体系に溶け込ませるよう推し進める。
武漢市飲食協会の劉国梁会長はケンタッキー・フライド・チキンの熱干面を試食した際、「武漢の朝食文化の歴史は長く、品種も充実している。武漢の多くの本土大手飲食ブランドも熱干面、豆皮、麺窩などの武漢特産グルメを販売し、国際飲食チェーンブランドとして、ケンタッキー・フライド・チキンも熱干面を朝食メニューに取り入れた。これは一種のブランド改革であり、武漢の朝食文化に対する敬意でもある」と述べた。
1月13日、ファストフード大手のマクドナルドは肉夹饃を含む数種類の新商品を発表した。また12月、マクドナルド中国は、15億元を投資し湖北省孝感市にマクドナルド湖北サプライチェーンスマート産業パークを建設すると発表。
市場構築については、新型コロナの流行が中国で急速に抑制され、社会・経済の回復により洋食ファストフードは中国市場に一層重視し、ローカライゼーション戦略を推し進めている。しかし、洋食ファストフード大手が熱干面を販売することについて消費者がどう考えるかは、まだ観察する必要がある。
紅餐網の共同創始者で紅餐ブランド研究院執行院長の樊寧氏は、「類似の新商品の発売は消費者を引き込むマーケティング行為のようなもので、話題になれば成功したことになる。この点は民族飲食ブランドにとって学ぶ価値があり、マーケティング効果にもつながる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月20日