「中国のGDP成長率は過去40数年で最も低かったが、予想以上だった」「中国はすでに感染症発生前の成長の軌道に戻っている。これは現在も感染症に苦しむその他の大型経済体とは対照的だ」国家統計局が18日に昨年のマクロ経済「成績表」を発表すると、多くの海外メディアが直ちに注目し、熱心に議論した。
通年で2.3%のGDP成長率は、中国の改革開放以降では最低水準だが、この数字が反映する中身は表面よりもはるかに豊富で、見どころ満載だ。第1四半期の前年同期比マイナス6.8%から、第4四半期には6.5%の成長を実現した。中国経済の過去1年のV字回復は得難いもので、世界に深い印象を与えた。
米ブルームバーグは、世界2位の経済体はより大きな経済規模で感染症を乗り越え、劇的な一年のピークを迎えたと伝えた。韓国紙『中央日報』は、昨年の中国経済を一言で表現するならば、最悪の環境を迎えながら最良の答案を提出したと言えると伝えた。新たな一年を展望すると、多くの国が依然として感染対策に苦しんでおり、世界経済に依然として多くの不確実性が存在する。
この大きな環境のなか中国は必然的に多くの挑戦に直面するが、依然として世界主要経済体のうち最も大きな前進力を持つことは間違いない。
中国は経済回復で率先し、また世界経済全体のけん引に対して極めて重要な力を発揮した。CNNの18日の報道によると、HSBCアジア経済研究連席主管の范力民氏は研究報告書の中で、中国経済のスムーズな前進はその他の地域・市場の成長の基礎を固めたとした。例えば中国のインフラへの投資が激増し、韓国や日本などの対中国輸出国に朗報をもたらした。独週刊誌『デア・シュピーゲル』は、ドイツ及び米国経済も中国の成長から利益を受けると伝えた。「中国の生産がフル稼働するならば機械が必要になる」ドイツの経済学者は「これは通常ドイツから供給される」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月19日