国際通貨基金(IMF)は26日、世界経済見通し(改訂版)を発表した。世界経済の成長率の予想値を上方修正したが、世界経済の回復の先行きには「尋常ならざる」不確実性が存在すると指摘した。IMFは、中国は2020年より3年連続でプラス成長する唯一の主要経済体になり、世界経済の安定装置としての効果が顕著になると予想した。
IMFは、昨年の世界経済成長率はマイナス3.5%になると予想し、10月の予測より下げ幅を0.9ポイント縮小した。今年の世界経済成長率は5.5%と予想し、0.3ポイント上方修正した。
IMFが世界経済回復に自信を深めた主な理由は、新型コロナウイルスワクチンの開発と普及が予想以上にスムーズであるからだ。また一部の経済体が昨年下半期に回復のペースを上げ、一部の経済体が政策によるサポートを拡大したことで、世界経済がより高い回復のスタートラインに立った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月28日