内需市場の強い回復力が信頼感につながっている。社会消費財小売売上高の月間成長率は8月に今年初めてプラスに転じ、四半期別では第3四半期にプラス転換。固定資産投資の伸び率も第3四半期にプラス転換を果たした。――2020年を振り返ると、中国市場は厳しい試練に晒された一方で、消費の高度化が着実に進んだ。2020年のライブコマースイベント開催回数は2000万回を超え、実物商品のネット販売額は大勢に逆行して14.8%増加、宅配取扱件数は前年比31.2%増加した。中国は8年連続で世界最大のオンライン小売市場となり、超大規模市場の優位性が一段と鮮明になった。国際情勢がどのように変化しても、世界で最も成長力を備えた内需市場は、中国経済の長期安定成長に大きな余地を提供する。
改革開放の徹底推進が原動力の源となっている。2020年の中国実質外資利用額は約1兆元に上り、外資導入総額・成長率・世界シェアの「3つの拡大」を実現した。多国籍資本の「足による投票」は、製造大国の整った産業システムと強大な供給能力を支持するものであり、世界最大の国際特許出願国、世界第2の研究開発費投資国としての期待を示すもの、さらには持続的に改善し続ける市場志向の・法に則った・国際的なビジネス環境への信頼を示すものだと言える。高度な改革開放を断固として推進することで、中国経済は生命力と創造力に満ちたものになり、無限の潜在力を発揮する。そして海外企業の投資先として選好され、世界の経済成長安定化を支える重要な存在となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月6日