新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、中国は昨年、新時代の脱貧困攻略の目標・任務を予定通り達成した。支援される側からする側に回り、立ち遅れた貧困国から貧困削減の模範になった中国の貧困削減の成果が世界から注目されている。取材に応じた海外の関係者は、中国のプランは世界の貧困削減と包摂的成長に自信と重要な啓示をもたらしたと判断した。
中国は昨年12月、現行基準に基づく農村貧困人口の全員が貧困から脱却し、貧困県のすべてがレッテルを剥がし、絶対的貧困と地域全体の貧困が解消され、1億人弱の貧困者が脱貧困を実現したと正式に発表した。
世界銀行中国局の局長である芮沢氏は、新華社の取材を受けた際に「数十年に渡り、世銀と中国の関係に重要な変化が生じた。中国は数十年前、世銀の国際開発協会の支援先だった。今や中国は重要な出資国になっている。中国は金融資源及び知識の面で、日増しに世銀の支援者になっている」と述べた。
「世銀は引き続き中国の貧困削減の経験を研究する。可能であれば、これらの経験を学びその他の場所で活用したい」
国連世界食糧計画駐東ティモール代表の劉大耕氏は、新華社のインタビューを受けた際に「中国の全面的な脱貧困は人類史上最大規模の、最も力強く効果が最も顕著な貧困削減の壮挙だ。世界、特にその他の発展途上国が国連の2030アジェンダを実行するための新たな範を垂れた」と述べた。
「中国の農業・農村発展の経験は、国連で広く認められている。中国は農業・農村発展の新しいモデル・業態・ルート・理念を模索し、世界でより広く承認・称賛されるだろう」