中国の「1兆元クラブ」が昨年、再び拡大した。この17都市だった「友人の輪」に新たに6都市が加わった。この優れた成績は中国経済の持続的な好転の流れを示しており、第14次五カ年計画期間(2021−25年)の高品質発展に自信を添える。
GDPの1兆元突破は、これらの都市の総合的な経済力が新たな段階に上がったことを意味し、かつその所在する地域の経済発展への影響・けん引力がさらに強化され、より良く地域発展を促進することを意味する。得難いことに、これらの23都市は地理的な位置から見ても、さらに都市クラスタの建設から見ても、中国の地域発展がより協調に向かう傾向を示している。
地理的な位置を見ると、東部は16都市、中部は4都市、西部は3都市。東部が多めだが、西部の武漢市、成都市、西安市などが力強く発展しており、地域協調の全体的な傾向がすでに顕在化している。
都市クラスタの建設を見ると、8都市は長江デルタに、3都市は粤港澳大湾区に、2都市は京津冀地区に、2都市は成渝地区二都市経済圏に位置する。これは中国の都市クラスタの建設ペースが上がり続け、地域経済協調発展の新構造が徐々に形成中であることを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月1日