5 年間にわたる奮闘を経て、第 13 次 5 ヵ年計画期の目標・任務が達成され、生態文明建設において大きな進展があった。
「中華人民共和国長江保護法」が3月1日に施行された。長江流域の「10年禁漁」措置は長江保護の推進活動において重要な内容となり、生物多様性の保護や水域の生態安全性の保障において大きな意義を持つ。
長江経済ベルトの質の高い発展を推進し、生態環境の総合対策・系統的改善・発生源対策を強化し、汚染対策「4+1」プロジェクトを踏み込んで推進し、長江流域の禁漁の効果を引き続き定着させ、長江流域生物多様性保護プロジェクトを展開する。いくつかの「生態製品」の価値実現の仕組みのモデル拠点を整備し、長江経済ベルトの総合運輸体系の十全化を加速させる。
長江沿岸都市のグリーン発展へのパターン転換を推進
長江流域沿いの高速鉄道の建設を全面的に推進し、長江航路の整備プロジェクトの推進を加速し、複合一貫輸送や河川・海一貫輸送を大いに発展させる。統一的計画に基づいて長江経済ベルトにおける沿海・沿江・内陸地区の開放を推進する。長江沿岸都市のグリーン発展へのパターン転換を推進し、歴史的文化の保護・観光発展を推進する。長江保護法に関する広報・教育・貫徹・実行にしっかりと取り組む。
生態系の質を向上させる
生態保護レッドライン監督管理方法を策定し、生態保護補償条例を打ち出し、生態環境損害賠償制度改革を統一的計画に基づいて推進する。国家生態系安全保障壁体系を改善し、山・川・林・田・湖・原の系統的改善を堅持し、全国で重要生態系の保護・復元に向けた重要プロジェクトを実施し、大規模な国土緑化キャンペーンを統一的計画に基づいて展開し、砂漠化・石漠化・水土流失総合対策を科学的に推進し、重要戦略地域・重要湿地の保護を強化し、海岸地帯の生態系保護・復元を強化する。国立公園の配置を調整・最適化し、国立公園を主体とする自然保護地体系の構築を加速し、自然保護地生態環境の監督管理を持続的に強化する。生物多様性保護活動を強化し、生物多様性条約第 15回締結国会議(COP15)を開催する。
謝来発代表は生態保護方面について以下のように述べた。近年、我々は生態文明の建設という中華民族の持続的発展に関わる「千年の大計」を推し進め、生態環境は歴史的、画期的、全面的に変化した。我々は長江保護法を徹底的に実施し、法の力で母なる川である長江を守る必要がある。
胡啓生代表は長江の10年禁漁を実施するため、禁漁に応じる漁民の生活動向観測メカニズムの構築を模索し、戸籍地移転保障制度を実行し、転職を的確に支援することを提案した。また、「長江保護専用資金を設立し、各地の長江保護計画プロジェクトを統一的に支援する」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月8日