開催中の全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)で、第14次五カ年計画(2021-25年)と2035年長期目標綱要草案が審議されている。「香港と澳門(マカオ)の長期的な繁栄と安定の維持」「競争力の基礎固めと強化」「国家発展の大局へのより良いマッチング」この社会主義現代化国家の新たな旅路を始める重要な文書は、2つの特別行政区を特に取り上げ、未来の発展方向を計画した。混乱から統治へ移り、態勢を整え再出発を果たそうとしている香港にとって、これが温かく力強い励まし、確固たる支持であることは間違いない。
綱要草案には、香港の明確な位置づけと科学的な計画が記されている。金融やクリエイティブテクノロジー、航空輸送や貿易や専門サービス、知的財産権や文化交流など香港が持つ独自の優位性、特に国内と国際の2つの市場を結ぶ役割が強調され、十分に発揮される。「一帯一路」機能プラットフォームの共同建設、粤港澳大湾区の建設、汎珠江デルタの協力は引き続き、香港の経済発展に向け新たな成長源を掘り出す。内陸部との相互補完・共同発展は、香港の既存の産業構造及び資源配置をさらに最適化し、若者により多くの雇用機会をもたらす。第14次五カ年計画期を展望すると、双循環という新たな発展構造との深い連結、国の全面的な開放及び現代化経済体系の建設への参加と協力により、香港はかつてない光あふれる未来を迎える。林鄭月娥行政長官が発言したように、綱要草案の香港関連の内容は「一字千金」であり、香港に限りないチャンスをもたらす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月7日