韋震玲委員は7日、中国人民政治協商会議第13期全国委員会(全国政協)第4回会議の第2回全体会議で「貧困脱却攻略戦において、マオナン族は絶対的貧困に別れを告げた」と述べた。韋氏の発言内容は下記の通り。
我々マオナン族は人口が少ない28の民族の一つで、10万7000人のみだ。私の故郷は広西チワン族自治区環江マオナン族自治県の小さな村で、過疎地で交通の便が悪く、水源が不足している。我々は古くから岩山で生活し、自分たちにしか通じない言語を話していた。過酷な環境は美しい生活の想像及び追求を制限した。長い歳月において、貧困を払拭できなかった。私は以前、奇跡でも起きなければ故郷は永遠に外界とつながらないと思っていた。
奇跡が本当に起きた。マオナン族という全国の人口の1万分の1未満という小さな民族が、国から高度に重視されたのだ。第一書記、村駐留幹部が村に入り、脱貧困の措置を山村で一つずつ実行に移された。山を切り開き道を作り、溝を掘り水を引き、教育・医療衛生機関が徐々に設立され、貧困扶助産業が徐々に繁栄した。現在のマオナン族の山村には天地を覆す変化が生じている。家の中も外も電気で明るく、果樹園から香りが漂い、桑の木が林を作り、稲の香りに包まれる。平らで幅広い道がすべての村とつながり、各世帯に清潔な水道水が引かれた。これは広西が長年の絶対的貧困から脱却したことを活き活きと反映しており、中国の偉大なる貧困脱却攻略戦の縮図でもある。中国の人口が少ない28の民族すべてが1人残らず、1人も脱落することなく絶対的貧困に別れを告げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月8日