中国の種苗業、どのような変化を迎えるか?

中国の種苗業、どのような変化を迎えるか?。農業農村部の唐仁健部長は「関連部門と共同で、種苗業立て直し行動プランを検討・策定しており、10年前後で重大な進展を実現する」と述べた…

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発信時間:2021-03-10 15:06:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「農業のチップ」と呼ばれる種子の問題は、今年の全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)で広く注目されている。政府活動報告は「食糧安全保障の急所は種子と耕作地だ」と指摘した。複数の代表・委員が関連する意見と議案を提出した。農業農村部の唐仁健部長は「関連部門と共同で、種苗業立て直し行動プランを検討・策定しており、10年前後で重大な進展を実現する」と述べた。

 

 第14次五カ年計画綱要草案は「現代種苗業」について特に言及し、「国家農作物遺伝資源長期バンク、遺伝資源中期バンクを建設する。海南、甘粛、四川などの国家級育種拠点の水準を上げ、黒竜江の大豆などの地域的育種拠点を建設する。国家家畜・家禽・水産物遺伝資源バンク、保護場(区)、遺伝子バンクを新設・改築・拡張し、国家級家畜・家禽中核育種場の建設を推進する」とした。

 

 唐氏は次の関連活動の進捗を発表した。家畜・家禽遺伝資源バンクのプロジェクトが現在立案中だ。また海洋漁業遺伝資源バンクの建設がすでに始まっている。新たな農作物遺伝資源バンクは今年9月に建設される。竣工後の保存能力は世界最大の150万点にのぼる。オリジナル資源、基礎的技術の突破を目指す。「育繁推」一体化種子企業を育成し、健全な商業化育種体系を構築する。海南南繁拠点及び甘粛、四川などの国家種子拠点の建設に取り組む。種子市場をしっかり管理し、知的財産権をしっかり保護し、特に権利侵害行為を厳しく取り締まる。

 

 「南繁シリコンバレー」と呼ばれる南繁拠点が注目されている。情報によると、南繁拠点は海南の独特な光熱資源を利用し、農作物の育種期間を3分の1から2分の1短縮できる。毎年全国29省の700以上の農業科学研究院(研究所)、総合大学と単科大学、種苗業企業の約7000人の科学技術者が南繁で育種を行う。全国で育成済みの農作物新品種のうち70%以上が南繁拠点で育成されたものだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月10日

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