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発信時間：2021-03-14 11:35:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　最新統計によると、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、主要国の多くが2020年に対中輸出を増やし、経済の粘り強さを保つ大きな支えとした。海外ウォッチャーは、中国のハイレベルな対外開放拡大や持続的な経済回復による需要増が、世界各国に広大な市場と発展のチャンスをもたらしたとの見解を示している。 

　ユーロスタットが2月中旬に発表した統計によると、感染症流行の影響を受け、2020年のEUの輸出額は前年比9.4％減少したが、対中商品輸出は2.2％増加。EUの商品貿易相手国トップ10のうち輸出入が共に増加したのは中国のみとなった。 

　日本の財務省が1月下旬に発表した速報統計によると、自動車などの海外需要が大幅に減少した影響で、2020年の輸出額は前年比11.1％減少。一方、中国経済の急速な回復によって非鉄金属や自動車、プラスチックの対中輸出は大きく増え、通年で日本の対中輸出は2.7％増となった。 

　中国とラテンアメリカ地域の貿易も安定し、2020年のラテンアメリカの対中輸出は前年比0.1％増加した。国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会はリポートで、感染症の影響によって2020年のラテンアメリカ地域の輸出は13％減少し、うち対米と対EUがそれぞれ14％減、13％減となったが、中国が感染症流行を素早く抑え経済回復を果たしたことで、2020年3月以降の対中輸出は農鉱産物を中心に持続的に伸びたとしている。 

　ラテンアメリカ最大の経済国であるブラジルの対中輸出は粘り強さを保った。ブラジル中央銀行はリポートで、一次製品の対中輸出が好調だったため、2020年は貿易黒字が前年比で29億米ドル増えたことを明らかにしている。 

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