風力・太陽光発電業界、有利な政策に期待

風力・太陽光発電業界、有利な政策に期待。

タグ:太陽光発電 電力グリーン証書

発信時間:2021-03-15 12:32:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 CO2排出ピークアウト、カーボンニュートラルの目標にけん引され、過去1週間に渡り風力発電や太陽光発電などの業界に関する政策の暖かい風が吹いた。国家発展改革委員会などの5部門は共同発表した「金融サポートの強化の指導による風力発電及び太陽光発電などの業界の健全で秩序ある発展の促進に関する通知」(以下「通知」)の中で、金融機関が商業化の原則に基づき再生可能エネルギー企業と猶予もしくは更新を協議し、市場化・法治化の原則に基づき自主的に補助権利確認貸付を提供できることを明確にした。


 工業・情報化部は「太陽光発電製造業界規範条件(2021年版)」を発表し、太陽光発電企業に対する単純な生産能力拡大の太陽光発電製造プロジェクトを減らし、技術革新を強化し、製品の質を高め、生産コストを下げるよう指導するとした。国家能源局も、より積極的な新エネ発展目標を策定し、陸上風力発電と太陽光発電の全面的な平価・無補助送電を推進するとした。


 業界関係者は、この一連の政策は再生可能エネルギー企業の電気料金補助金の返済の遅れといった問題の解消を促し、業界の全面的な平価段階の健全かつ秩序ある発展を促進すると見ている。またCO2排出ピークアウトやカーボンニュートラルの目標を受け、風力発電及び太陽光発電業界が今後より多くのメリットを迎え、設備容量が高成長を実現すると見ている。


 通知がさらに、「グリーン電力証書の発給により企業が分担する利息コストを適度に補う」としたことに注意が必要だ。情報によると、中国の再生可能エネルギー電力グリーン証書自主申請・取引制度が2017年7月に始まったが、グリーン証書の収益が電力補助金の収益全体の代替を果たすという位置づけであり、グリーン証書が割高で取引量が少なくなっていた。


 国家発展改革委員会エネルギー研究所の時璟麗氏は「早急に自主グリーン証書制度の申請・取引・使用メカニズムを系統的に設計・調整し、新たな情勢の需要を満たすべきだ」と述べた。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月15日

 

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