科学技術イノベーション、中国の産業高度化をけん引=シンガポール国立大学准教授

科学技術イノベーション、中国の産業高度化をけん引=シンガポール国立大学准教授。経済日報はこのほど、中国で今月開かれた両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)に合わせて、シンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院の顧清揚准教授に取材した…

タグ:科学技術

発信時間:2021-03-20 16:58:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 経済日報はこのほど、中国で今月開かれた両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)に合わせて、シンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院の顧清揚准教授に取材した。

 

 顧氏は、中国の「十四五(第14次5カ年計画、2021~25年)」要綱は国の長・中・短期の発展目標と一貫性を持たせる上で重要な役割を担っており、中国が発展目標を達成するための強力なツールとなっていると指摘。同計画は中国の経済発展が新たな段階に向かう上で「承前啓後(過去を受け継いで未来を切り開く)」の役割を果たすだろうと語った。

 

 同計画期間は、中国が中長期的な発展戦略目標を達成するための重要な窓口であり、機会を掴むための期間ともなる。計画の実施は、この長期目標を実現する上で非常に重要であり、質の高い発展に向けた大きな転換点となる。同計画では、発展の理念とその方法のいずれにも重要な革新が見られた。計画の要綱では、2035年までに一人当たりGDPを中等先進国レベルに引き上げる目標が掲げられ、中国政府の努力と自信を反映したものとなっていると語った。

 

 顧氏はまた、先進国とは科学技術イノベーションによる産業の高度化、質の高い都市化と都市・農村の一体化建設、質の高い暮らし、国家統治システムと統治力の現代化などを包括した総合的な概念だと説明。これらのことはいずれも計画の中で具体的に示されており、要綱は総じて中国の経済・社会が新たな発展段階に入る上での新たな特徴や基準を十分に反映している。

 

 今期の計画は前期の第13次5カ年計画との整合性が図られているほか、発展の過程で世界に生じた新たな変化や傾向をよりよく反映したものとなっており、国内外の状況を勘案した形で策定されたことは、中国政府の英知を反映していると語った。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月20日


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