3、中国が対外開放の度合いを高めることで、世界は中国の発展からより多くの恩恵を受ける。
中国は「十四五」と「2035年の長期目標」の要綱で、「世界の要素・資源を引き付ける強力な重力場を形成する」ことを提起した。中国が潜在力と実力を持っているだけでなく、世界の要素・資源に高いリターンを得させようとする極めて大きな誠意と意欲を持っていることの表れといえる。対外開放の度合いを全面的に高めることは、こうした中で重要な役割を担うことになる。
中国は引き続き貿易・投資の自由化と円滑化を推進し、商品や要素など流動型の開放から、規則や規制、管理、基準といった制度型の開放へと転換を推し進めていく。また、「一帯一路」などを通じて国際協力を強化し、中国の資源や要素をグローバル化させ、国際社会と相互に利益を享受し、ウィンウィンの関係を築いていくだろう。
4、中国はグローバル・ガバナンス・システムの改善を引き続き推進する。
グローバル・ガバナンスの改善は、国際社会にとって普遍的な願いであり、世界各国が早急に行動を起こして、より多くの合意を形成し、行動の一貫性を高める必要がある。
中国は引き続き多国間経済統治メカニズムを維持・改善し、多国間主義(マルチラテラリズム)と「共商、共建、共享」(共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う)という原則を堅持する。国際連合を中心とした国際システムと国際法に基づく国際秩序を維持し、国際社会の総意に応え、グローバル・ガバナンス・システムの公正化・合理化を推進する上で、重要な力となることに違いないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月28日