A株市場の自社株買いが今年に入り、活況を呈している。「証券日報」が同花順iFinDのデータに基づき統計をとったところ、今月12日までの年内にA株市場上場会社のうち207社が前年同期比118.75%増の210件の自社株買い計画を発表している(取締役会の計画発表日に基づく統計)。
自社株買い計画の実施を見ると、今年の今月12日までの年内に上場企業326社が445億1200万元規模の自社株買いを行っている(一部は昨年発表された計画で、今年も継続中)。
市場関係者は、今年に入りA株市場の大きな変動が生じているが、上場企業の自社株買いは主に市場に積極的な姿勢を示すためであり、そのため多くの計画が発表されていると判断した。他にも医薬品・生物、機械設備、コンピュータなどの新興業界企業の自社株買いが多い。これは新興業界企業のインセンティブの需要が旺盛であり、またこれらの企業のキャッシュフローが十分であることが分かる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月13日