先ほど雑誌「ニューヨーカー」の中国製造業に関する記事にあったように、中国の賢明な製造業経営者はアマゾンのデータと評価をチェックすることで、米国人消費者の傾向を把握している。彼らはフィードバック、販売データ、トレンド分析により、自社製品とマーケティングの調整を行っている。彼らはラインで生産する製品を、ジュエリー等の製品から速やかに外科マスクに切り替えることができる。ある工場のマネージャーの計算によると、そのビジネスの70%がトランプ氏の選挙用の旗から得られたという。
米国で中国製造業の批判を最もはばからない人物の支持者らが、中国メーカーから選挙支援に使う旗を購入しているとは皮肉だ。
そのため製造業のリーダーは筆者に、米国人が大量の中国製品の不買を支持する、もしくは別の「メイド・イン・アメリカ」の行動を発表すれば頭を振ると述べた。また、より成果のあることに取り組むことを願っているという。
米国の製造メーカーは競争し、勝つこともできるが、消費者の行為を変えようとするのは良策ではない。これは起こりえないことだ。消費者の好みを変えられることがあったとしても、それは我々が制御できるパワーではない。
むしろ一つの共同体として、我々は消費財であっても、製造メーカーが勝利を収められることに専念できるよう取り組むべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月15日