拡大続く新エネ車市場 低価格車登場で広がる選択肢

拡大続く新エネ車市場 低価格車登場で広がる選択肢。

タグ:新エネ車

発信時間:2021-05-23 15:52:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国新疆ウイグル自治区にあるウルムチ地窩堡国際空港第1ターミナルビルの駐車場でこのほど、電気自動車(EV)用の充電スタンドを建設するプロジェクトの起工式が行われた。同空港を運営する新疆機場集団傘下の天縁緑色産業は、中国国有送電最大手の国家電網傘下にあるエネルギー会社、国網新疆総合能源服務と協力し、同自治区にあるゼネアビ空港21カ所に、高地・寒冷地仕様の充電スタンドや新エネルギー車やシステム管理の運営プラットフォームを順次設置する計画だ。

 

 これまで、充電スタンドの不足が新エネ車の普及を妨げる一因になっていたが、国や各地方政府が新エネ車の普及促進策を相次いで打ち出してきたことで、充電スタンドの設置が進んだほか、新エネ車に対する認知度も徐々に高まり、関連企業も年々増加してきている。こうした一連の政策の下、これまで抑えられていた消費需要が急速に喚起され、自動車市場は徐々に回復、市場を押し上げる力が引き続き強まるなど、新エネ車市場は拡大しつつある。

 

 「美しい外観に広い空間、高い操作性が感じられ、ハイテクノロジーを体験できる」――こう語るのは同市内に住む孫立民さん。昨年末に30数万元で新エネ車を購入し、数カ月乗って「お金を払う価値はあった」と実感したという。

 

 技術の成熟に伴い、新エネ車に対する消費者の認知度は年々高まっている。「数年前に車を買った時、ちょうど国からプラグインハイブリッド車に最大5万元、純電気自動車に6万元の補助金が出ていた。長距離を走ることが多いので、充電を気にしなくてもいいようにとハイブリッド車を購入した」。新エネ車のオーナー陳明健さんは、価格も維持費も年々下がり続けていることが購入の決め手となったと語った。

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