ナイジェリアメディアは先ごろ、科学技術が中国の農村に力を与え、中国が貧困脱却の取り組みを成功させた後も引き続き農村振興の促進に注力していると報じた。
シンガポールの『ザ・ストレーツ・タイムズ』は、中国が「小康社会」という長期目標の実現に費やした努力を次の段階の「農村振興」に注いでいると伝えた。
キューバの『プレンサ・ラティーナ』は中国政府の公式ニュースをもとに、今年の中央財政が農村振興の関連補助金として1561億元を確保し、貧困脱却者の仕事安定と生活改善を保障したと報じている。
農村振興戦略は中国の新時代「三農」の突破口として、中国の全面的な社会主義現代化国家の建設、次の100年奮闘目標を実現するために農村分野で進める具体的な措置だ。
2012年から中国は貧困脱却に取り組んできた。8年間の奮闘を経て、中国は2020年に予定通り新時代の貧困脱却の目標任務を完了し、1億人近くの貧困人口の貧困脱却を実現したほか、貧困県の指定解除、絶対貧困および地域的貧困の解消を終えた。
貧困脱却の目標達成は終点ではなく、新たな生活と奮闘のスタートとなる。貧困脱却の成功後も農業・農村現代化の歩みは止めず、農村振興と貧困脱却を効果的に連携すれば、「三農」の重心が歴史的な転換を果たすことになる。農村振興はより高いレベルの農業・農村発展を求め、貧困脱却の成果固定、最貧困を防ぐ防御線の構築、大規模な貧困地区と貧困人口の根絶を目指す。また、貧困脱却から農村振興への移行は、中国が農業・農村発展に努め、特定貧困の貧困脱却によって農民層の生活水準引き上げを図っていることを示すものだ。また、特定された832カ所の貧困県で区域性全体貧困問題を解決し、全国農村地区の経済・社会総合発展への転換を促進している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月23日