中国不動産業界、グリーントランスフォーメーションを加速 コア競争力を再構築へ

中国不動産業界、グリーントランスフォーメーションを加速 コア競争力を再構築へ。

タグ:不動産

発信時間:2021-06-05 16:05:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国不動産協会が主催する「2021年中国不動産業界カーボンニュートラル達成に向けた発展サミット」がこのほど、北京市で開かれた。住宅・都市農村建設部標準定額司の倪江波一級巡視員はこの席で、不動産開発は、環境に優しいグリーンな暮らし方や働き方と、それに応じた生産形態を設計し、実行する立場にあると指摘。開発業者は、シンプルかつ適度で環境負荷の少ない、低炭素型の暮らし方や働き方、生産の在り方を実現する上で大きな責任を負わなければならないとの考えを示した。

 

 倪氏は、中国はグリーンビルディング推進システムを概ね確立しており、このシステムは目標が明確で政策や基準が整備され、管理が行き届いていると説明。十四五(第14次5カ年計画、2021~25年)では、質の高いグリーンビルディングについて次の4つの面から取り組むべきとの認識を示した。


 1、新たな時代において建築方針を徹底的に実施する率先者たるべき。

 2、エンジニアリングの質の最低ラインを徹底して守る立場になるべき。

 3、高基準の省エネと二酸化炭素削減の先駆者たるべき。

 4、人を中心とした発展思想を徹底して実践する立場であるべき。

 

 中国不動産協会の陳宜明副会長兼秘書長は、建築分野でカーボンニュートラルを実現する鍵は省エネルギーにあるとした上で、中国建設業界のエネルギー消費の現状について、次の3つの特徴があると指摘した。


 1、エネルギー消費水準が低く、一人当たりの消費量は先進国と比べ大きな開きがある。

 2、エネルギー消費を減らす対策、つまり技術水準が低い。

 3、カーボンニュートラルとカーボンピークという目標達成の圧力が非常に強い。

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