乗用車市場情報連席会による5月の全国乗用車市場データによると、5月の乗用車市場の小売台数は前年同月比1.0%増の162万3000台だった。1−5月は前年同期比38.1%増の836万4000台。
乗用車市場情報連席会は「5月の小売台数は前月比1.0%増で、例年の5月の前月比の平均的な伸び率とほぼ同水準で、季節的な法則に合致している。国内の経済情勢は今年安定しており、経済は持続的に基準値の上昇による低下の圧力に直面している。しかし海外の感染状況の遅れなどにより、製造業の輸出が前年同期比で力強い成長を維持している。これは自動車市場の消費に対して基礎的な強い支えを形成した」と分析した。
乗用車生産台数、5月は前年同月比で2.6%減
データによると、5月の乗用車生産台数は前年同月比で2.6%減の157万6000台だった。最近の半導体不足により生産ペースに影響が生じているが、各大手メーカーは不足に適応し、より多くの柔軟な措置により生産と販売を安定させている。
乗用車市場情報連席会は「海外で最近、感染状況が急激に悪化している。これにサプライチェーンの災害の続発が加わり、サプライチェーンがさらに逼迫する。現在、一部の車種の供給が不足している。現場は実際に供給の制限を感じており、セール用の資源の回収を始めている。しかしディーラーと中古車市場の在庫が比較的十分であることから、小売には今のところ顕著な影響が出ていない」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月10日