「中国飲食ビッグデータ2021」がこのほど、正式に発表された。報告書によると、昨年は新型コロナウイルスの影響により飲食業市場が大打撃を被ったが、飲食企業の通年の登録件数が前年比25.5%増の236万4000社にのぼった。
中国烹飪協会の傅竜成会長によると、中国飲食市場のチェーン化が持続的に加速している。
報告書によると、中国飲食市場のチェーン化率は2018年は12.8%、19年は13.3%で、20年には15%に上昇した。米国の50%と比べるとまだ非常に大きな成長の余地がある。
中国チェーン経営協会の常務副秘書長の王洪濤氏は「報告書を見ると、ファーストフード、小吃、飲料などの多くの業態から1万店規模のチェーンブランドが誕生している。これは飲食業界がすでに規模化、ブランド化、標準化の発展の新たな節目を迎えたことを意味する」と述べた。
注意すべきは、飲食業のオンライン・オフライン融合発展がすでに大きな流れとなっており、需給の両側に再構築の影響が及んでいることだ。
データによると、昨年5月以降、飲食全体のオンライン注文件数が順調に前年同期の水準に戻っており、その後7カ月連続で増加し、12月には前年同月比107.9%増となった。フードデリバリープラットフォーム、小程序、飲食プラットフォーム、ブランド自社サイトの受注を合わせたオンライン注文方法が、飲食ブランド企業のデジタル化発展の想像の余地をさらに広げ、オンラインへの移動を早めた。同時に孤食、惣菜、レトルト食品などの新たな消費の需要が急増し、飲食サービスの家庭への進出を促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月19日